2026年8月25日

「車両保険で車の板金塗装は安くなる?」等級ダウンと免責金額の仕組みをプロが解説

愛車をぶつけてしまい「板金塗装が必要になったけれど、車両保険を使えば安く直せるのかな?」と悩んでいませんか?

「保険に入っているから安心」と思って使った結果、翌年からの保険料が上がってしまい「結局自費で直した方が安かった…」と後悔されるお客様は少なくありません。

車両保険を使うべきかどうかの判断には、「等級ダウン」と「免責金額」の仕組みを正しく理解することが不可欠です。今回は、現場での修復経験をもとに、車両保険を活用して車の板金塗装を行う際の仕組みと、損をしないための判断基準を分かりやすく解説します。

【仕組み】車両保険を使うと車の板金塗装は本当に安くなる?

車両保険を使えば、その場の修理費用の支払いを抑える(または自己負担をゼロにする)ことができます。しかし、「将来払う保険料」が増えるため、トータルで見た時に必ずしも安くなるとは限りません。

ポイントとなるのは以下の2つの仕組みです。

1. 等級ダウンと「事故有係数」による保険料の値上がり

車両保険を使用すると、翌年の保険等級が下がり、保険料が高くなります。

  • 3等級ダウン事故: 壁に擦った自損事故や他車との接触事故など。翌年から3等級下がり、さらに一定期間「事故有」の割引率が適用されます。
  • 1等級ダウン事故: 飛び石によるフロントガラスの傷、飛来物による凹み、落書きなど。翌年から1等級下がります。

2. 免責金額(自己負担額)の設定

保険契約時に「免責金額」を設定している場合、その金額までは自己負担となります。修理費用が発生しても、まずは免責金額分をご自身で支払い、それを超えた分のみが保険金から支払われる仕組みです。

【一目でわかる】車両保険を使うべき?使わない(自費修理)べき?判断基準一覧

保険を使うか自費で直すかの境目は、「保険から支払われる補償額」が「翌年以降に上がる保険料の総額 + 免責金額」を上回るかどうかです。

状況に応じた一般的な判断の目安をまとめました。

損傷・事故の状況

車両保険の利用

判断の理由

大きな損傷・パーツ交換を伴う修理

使うのがおすすめ

保険料の値上がり分を差し引いても、保険金を受け取るメリットが大きい。

飛び石や飛来物による傷・凹み

検討の価値あり

1等級ダウンで済むため、保険料の上昇幅が比較的小さく抑えられる場合がある。

軽微な擦り傷・小さな凹み

自費修理がおすすめ

3等級ダウンによる将来の保険料増額分が、実際の修理費を上回る可能性が高い。

免責金額を下回る修理費用

使わない(自費対応)

保険金が支払われないため、保険を利用するメリットがない。

💡 判断に迷ったときのワンポイント

保険を使用すると、単に「等級が下がる」だけでなく、翌年以降数年間にわたり「事故有の割引率」が適用されます。そのため、見た目の等級数字以上に保険料の負担が増える期間が続く点に注意が必要です。ご自身の現在の等級と事故有期間を事前にしっかり確認しましょう。

【現場のプロが解説】車の板金塗装で車両保険を使うか迷ったときの対策

車の板金塗装で保険を使うべきか迷った際は、以下の手順で確認を進めるのが最も確実です。

1. 保険会社・代理店に「保険料の上昇額」を試算してもらう

「今回保険を使ったら、翌年からの保険料は総額でいくら上がるか?」を事前に保険会社へ問い合わせましょう。

2. 信頼できる工場で「正確な修理見積もり」を取る

板金塗装のプロに傷や凹みの状態を確認してもらい、正確な見積もりを出してもらいます。部品交換ではなく職人の技術による「板金塗装」で綺麗に修復できれば、予想以上に費用を抑えられるケースも多々あります。

3. トータルの出費を比較して判断する

「自費での修理費用」と「保険を使う場合の増額分+免責金額」を比べ、どちらが最終的に手元に残るお金が多いかを比較します。

車の板金塗装や保険利用のお悩みはお気軽にご相談ください

「車両保険を使うと損をするのか得をするのか分からない」

「自費で綺麗に、できるだけ安く直す方法はないだろうか?」

など、お車の傷や凹みの修理でお悩みの際は、手遅れや損をしてしまう前にぜひご相談ください。

保険を適用した場合の修理対応はもちろん、自費修理でご予算やご要望に合わせた最適な板金塗装プランのご提案まで、プロの目線で丁寧にお手伝いいたします。まずはお問い合わせフォームやお電話より、お気軽にご連絡をお待ちしております。

この記事は…
車の板金塗装に車両保険を使うと安くなる?等級ダウンや免責金額の仕組み、自費修理との損益分岐点をプロが分かりやすく解説。「保険を使うべきか迷う…」という方へ、現場の事例を交えた失敗しない判断ポイントをお伝えします。お気軽にご相談ください。
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